研究課題/領域番号 |
15H04769
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
村石 浩 北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (00365181)
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研究分担者 |
武田 徹 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (10197311)
榎本 良治 東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (80183755)
片桐 秀明 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 准教授 (50402764)
福士 政広 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (70199199)
加賀谷 美佳 仙台高等専門学校, 総合工学科, 助教 (10783467)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2015年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | コンプトンカメラ / 放射能汚染 / 核医学診断装置 / 分子イメージング / 画像再構成 / 放射線計測 / 医学物理 |
研究成果の概要 |
本研究では、1μSv/h程度以下の低線量放射能汚染箇所を可視化することが可能な高感度全方向γ線コンプトンカメラ技術の開発に成功した。本測定技術は、病院の核医学施設内の放射能汚染、加速器施設内における放射化物質、及び福島原発事故に起因する環境放射能汚染の可視化に有用であることが示された。更に、これまでコンプトンカメラ法では困難とされてきたTc-99m(140keVγ線)の高感度撮影にも成功し、本技術の次世代核医学診断装置への応用の可能性を示唆する有意な結果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が開発に成功した高感度全方向γ線コンプトンカメラ技術は、国内外においてこれまでにない新しい学術分野として位置づけられ、医療施設や福島フィールド等における放射能汚染物質の環境イメージングモニターへの実践的応用が大いに期待される。更に、今後、核医学施設における全く新しいin vivo検査法(次世代核医学診断装置)、及びin vitro検査法(放射性医薬品を投与された患者からの排泄尿中放射能の遠隔測定、など)への応用にも期待がかかる。
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