研究課題/領域番号 |
15H04770
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
福地 知則 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40376546)
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研究分担者 |
山本 誠一 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (00290768)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 核医学 / イメージング / 陽電子放射断層撮影 / PET / ガンマ線 / 前臨床試験 / 2核種同時撮像 / Sc-44 / バイオ関連機器 / 放射線 / 核医学イメージング / 陽電子 / 動物実験 / 薬剤標識 / 2核種同時イメージング / 複数プローブ |
研究成果の概要 |
陽電子放射断層撮影法は、生体深部の放射性プローブ分布を非侵襲的に可視化する核医学イメージング手法である。本研究では、従来のPETでは困難であった複数のプローブの同時イメージングを可能とする新原理の装置を開発した。開発した装置により、Na-22とF-18-FDGを同時投与したマウスを撮像し、両プローブの異なる分布を画像化することで基本原理を実証した。また、開発した装置の臨床応用を見込んだ核種Sc-44について製造・精製方法を確立した。さらに、Sc-44と18-F-FDGを同時投与したマウスのイメージングに成功し、実用機開発への道筋をつくった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来は困難であった陽電子放射断層撮影法による複数のプローブの同時イメージングを実現した本研究成果は、核医学イメージングによる解析をこれまで以上に高度なものとする意義がある。開発した手法を利用することで、動物実験による創薬やライフサイエンス分野全般にわたり、複合的な因子による複雑な生命現象を可視化することが可能となる。さらに、将来的に臨床用装置を開発することで、複数のプローブの同時解析によるがんやアルツハイマー病の多角的な疾患診断を実現し、早期発見・治療に資する社会的意義がある。
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