研究課題/領域番号 |
15H04778
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
武林 亨 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30265780)
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研究分担者 |
岡村 智教 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00324567)
原田 成 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (10738090)
西脇 祐司 東邦大学, 医学部, 教授 (40237764)
曽我 朋義 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (60338217)
竹内 文乃 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (80511196)
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研究協力者 |
飯田 美穂
平山 明由
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | メタボローム / コホート研究 / 分岐鎖アミノ酸 / メタボロミクス疫学 / インスリン抵抗性 / 動脈硬化 / 測定精度 / 疫学 / メタボローム解析 / 代謝プロファイル |
研究成果の概要 |
鶴岡メタボロームコホート研究において、生活習慣病予防に資する代謝プロファイリングとバイオマーカー探索を行った。成果として、年齢35歳~74歳の地域在住一般集団8413名分の血漿中メタボロームに関するデータベースが構築され、学術誌に、性別・年齢階級別に整理した94代謝物質の平均値及び標準偏差値とともにその成果を報告、公開した。また、閉経後女性のメタボリックシンドロームに血漿中分岐鎖アミノ酸(BCAA)を含む13代謝物が有意に関連していること、またBCAAが、インスリン抵抗性とは独立して脂質代謝の変化に関連しており、脂質代謝異常症の病態に関連したバイオマーカーとなりうることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、定量性の高い解析手法であるキャピラリー電気泳動質量分析法を用いて94種類の極性代謝物の血漿中濃度に関する日本人一般住民集団での年齢群別の平均値/分布を明らかにし、その精度が十分に高いことを示した。また統計学的解析により、閉経後女性のメタボリックシンドロームに血漿中分岐鎖アミノ酸が関連してこと、さらに、分岐鎖アミノ酸がインスリン抵抗性とは独立して脂質異常症と関連していることを明らかにしたことから、今後、これらの疾患の予測やリスク評価に用いることが可能かを検証する予定である。
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