研究課題/領域番号 |
15H04786
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
渡辺 能行 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00191809)
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研究分担者 |
尾崎 悦子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00438219)
渡邉 功 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10636525)
松井 大輔 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20613566)
小山 晃英 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40711362)
栗山 長門 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60405264)
水野 成人 近畿大学, 医学部附属病院, 教授 (80368349)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 動脈硬化 / ピロリ菌感染 / 萎縮性胃炎 / 疫学研究 / 前向き研究 |
研究成果の概要 |
男性において、いわゆる胃がんリスク検診のABC検診のB群(抗ヘリコバクタピロリ菌(HP)抗体(+)かつ萎縮性胃炎(-))はA群(抗HP抗体(-)かつ萎縮性胃炎(-))に対して上腕-足首間脈波伝播速度(baPWV)が高値(> 1800 cm/second)の動脈硬化である者の割合が有意に高かった(共通odds比=1.96(95%信頼区間1.15~3.34)、P値=0.014)が、A群とC群(萎縮性胃炎(+))の間及びB群とC群間において有意な差はなかった。一方、女性では、いずれの群間においても有意な差はなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ピロリ菌感染と萎縮性胃炎の診断の組み合わせは、胃がんの将来のリスク判定をしていることになるため、今後胃がん検診の対象集約として応用する方向が見えつつある。すなわち、胃がんの内視鏡検診のエビデンスが固まりつつあり、そのための対象集約として位置づけられる可能性がある。今後は、ピロリ菌感染と萎縮性胃炎の診断をつけるだけでなく、きちんとした管理・経過観察が必要になってくる。その際に、動脈硬化症についても、さらには動脈硬化症を背景として生じてくる循環器疾患や認知症まで含めて健康管理をすることができれば大きな社会的意義がある。
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