研究課題/領域番号 |
15H04798
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
石田 裕子 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10364077)
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研究分担者 |
野坂 みずほ 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (00244731)
木村 章彦 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (60136611)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2015年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 突然死 / ケモカイン / 大動脈瘤 / 法医病理学 |
研究成果の概要 |
マウス大動脈瘤モデルの大動脈瘤部ではCcl3遺伝子発現が著明に亢進していた.そこで,Ccl3-/-マウスを用いて大動脈瘤を惹起したところ,野生型マウスと比べて大動脈瘤形成が有意に増強していた.また,Ccr1-/-マウスでは野生型と同程度の大動脈瘤形成を認めたのに対し,Ccr5-/-マウスではCcl3-/-マウスと同程度の大動脈瘤形成を認めた.したがって,大動脈瘤形成には,CCL3-CCR5系が重要な役割を担っていることが示唆された.法医剖検例で収集した大動脈瘤を用いて,CCL3の発現を免疫染色にて検討したところ,CD68陽性マクロファージに発現していることが判明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,心筋梗塞および大動脈瘤・大動脈解離におけるサイトカイン・ケモインの病態生理学的役割を解明することによりサイトカイン・ケモカインを指標とする突然死の分子法医診断法を確立することを目的とするものである.最終的に,突然死におけるサイトカイン・ケモカインを指標とする分子法医診断基準の確立を目指すものであり,本研究成果より,ケモカインCCL3の発現亢進が新規分子指標となり得る可能性を見出した.
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