研究課題
基盤研究(B)
我々は、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC-MS)を用いて川崎病患者特異的に出現する物質を患者血清中に同定した。抽出法・解析法 の改良によりPAMPsと考えられる川崎病特異的物質を網羅的包括的LC-MSを行うことによりに川崎病特異物質を高感度、高特異度で検出可能となった。網羅的包括的LC-MSで計10回独立に測定し、2回以上有意であった分子群を特定した。その分子群を4地区で測定したところ不全型1例を除くすべてで検出した。また一部の川崎病特異物質と冠動脈病変との関連も見られた。一部の特異物質は分子構造もほぼ同定された。
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