研究課題/領域番号 |
15H04958
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中村 憲正 大阪大学, 国際医工情報センター, 招へい教授 (50273719)
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研究分担者 |
千々松 良太 東京大学, 医学系研究科, 特別研究員(常勤) (60803210)
名井 陽 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (10263261)
吉川 秀樹 大阪大学, 医学系研究科, 理事・副学長 (60191558)
寺村 岳士 近畿大学, 医学部附属病院, 講師 (40460901)
福田 寛二 近畿大学, 医学部, 教授 (50201744)
藤江 裕道 首都大学東京, システムデザイン学部, 教授 (20199300)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | iPS細胞 / 間葉系幹細胞 / 軟骨再生 / 人工組織 / フィーダーフリー培養 |
研究成果の概要 |
ヒトiPS細胞から神経堤を介して誘導したMSC(iNCMSC)のin vitroの解析から、iNCMSCはヒト骨髄由来MSCと比較し、同等もしくはより高い骨分化能、軟骨分化能を有することが示唆された。iNCMSCを高密度培養することで得られる人工組織(iNCMSC-TEC)を作成し、免疫不全ラットの軟骨欠損部に移植した場合、滑膜間葉系幹細胞移植由来TEC移植の際に認められた骨軟骨組織の形成は起こらなかった。骨軟骨修復へのiNCMSCの有用性にはさらなる検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節軟骨は血管に乏しい組織であるため、一度損傷すると自発的な修復が起こりにくい組織としても有名である。そのため、軟骨治療に対して過去にはさまざまな治療法が検討されてきた。今回のiNCMSCを用いた研究の結果では、iNCMSCはin vitroでは高い軟骨分化能を示したことから軟骨治療において有用な治療オプションにはなりえるが、in vivoでの結果を踏まえ、臨床応用までにはさらなる検討が必要である。
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