研究課題/領域番号 |
15H05018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
齋藤 正夫 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (90345041)
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研究協力者 |
石井 裕貴
坂本 啓
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | EMT / 上皮間葉転換 / がん細胞 / ZEB1 / 浸潤 / 口腔癌 / CTC / TGF-beta |
研究成果の概要 |
上皮間葉転換(EMT)はがんの進展に非常に重要な役割をもっている。EMTを獲得したがん細胞は運動性などが亢進し、がん細胞の悪性形質を高める。そこで、EMTを獲得した細胞を効率的に検出できる分子マーカーの同定を試みた。その結果、EMT獲得癌細胞のみを選択的に検出できる分子マーカーの同定できず、現在も継続して研究をおこなっている。しかし、EMTを実行する分子を制御する分子を新たに検出し、この分子をマーカとして使用できる可能性を現在も行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん細胞の分化度は、癌の予後を判断する上で非常に重要な因子のひとつである。その分化度を規定しているのがEMTとよばれる現象で、最近話題のがん幹細胞の発生にも寄与していると考えられている。しかしながらEMTを選択的に診断できるような分子マーカーは無く、もしEMTを獲得した細胞を効率良く診断できれば、画期的な診断法のみならず¥革新的な治療法に展開できる。本研究では、EMT時におこる非常にユニークな選択的スプライシング変化に着目し、研究をおこなった。しかしながら、現時点まで、有効な分子マーカーは同定されておらず、現在も継続して、研究を進めている。
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