研究課題/領域番号 |
15H05026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
前川 賢治 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (20304313)
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研究分担者 |
大野 充昭 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60613156)
渡辺 亮 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点助教 (60506765)
秋山 謙太郎 岡山大学, 大学病院, 講師 (70423291)
窪木 拓男 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00225195)
大島 正充 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (00548307)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2015年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 角化歯肉 / 角化歯肉獲得法 / 基底膜 / Ⅳ型コラーゲン / 基底膜構成分子 / 付着歯肉 / 上皮角化 / 口腔粘膜 / 角化 / 上皮 |
研究成果の概要 |
角化歯肉は歯やインプラントの長期予後を確保するために重要だが,その再生治療は確立されておらず,自己組織移植による治療に依存している。実際,角化歯肉がどのようなメカニズムで形成されているか分かっていない。本研究で上皮の発生や恒常性維持に重要な基底膜に着目した解析を行った結果,角化歯肉の基底膜には,非角化歯肉と比べて,特定の成分が高発現していることが明らかとなった。さらにin vitroにおいて,同定した成分の機能解析を行った結果,口腔粘膜上皮細胞の角化を亢進する作用を認め,口腔粘膜上皮の角化を制御するメカニズムの一端を突き止めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,基底膜は口腔粘膜の角化を制御する重要な因子である可能性が示唆された。つまり,角化歯肉を誘導する基底膜を人工的に作製することで、自己組織移植を回避できる可能性,さらには角化に重要な基底膜分子の発現を亢進させる薬剤を非外科的に応用することで,生物学的に非角化歯肉部位を角化歯肉に誘導できる可能性を見出すことができた。
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