研究課題/領域番号 |
15H05063
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
布施 淳子 山形大学, 医学部, 教授 (20261711)
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研究分担者 |
新野 美紀 山形大学, 医学部, 助教 (70336452)
田中 聡美 山形大学, 医学部, 助教 (70584316)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 医療安全 / レジリエンスエンジニアリンス / 看護師 / safetyⅡ / 医療安全行動 / レジリエンスエンジニアリング / 医療安全教育 / レジリエントエンジニアリング / 看護職 / 看護 |
研究成果の概要 |
本研究はレジリエンスエンジニアリング思考を持つ看護師の医療安全行動モデルを検討した。分析対象は臨床経験3年以上の看護師1100名である。質問項目47項目について主因子法プロマックス回転で探索的因子分析を行った結果,20項目からなる4因子が抽出された。因子名は「F1治療に関連する予見行動」,「F2課題解決行動」,「F3経験的学習行為」,「F4患者情報把握行動」とした。各因子のα係数は.71~.91を示した。概念モデル構築のため確認的因子分析をおこなった。その結果GFI=.954,AGFI=.935,CFI=.964,RMSEA=.048で統計的水準を満たした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの医療事故対策は時間が経つにつれて説明と現実の事象とが乖離するようになってきている。そのため、実際の医療行為の足かせになっていることが散見される。一方で,熟練看護師は,日常の医療業務で臨機応変に様々な課題を解決しインシデントを起こさず業務を遂行していく。これらの現象は,SafetyⅡの考えに基づくレジリエントエンジニアリングの思考が働いていることが考えられる。本研究は,レジリエンス成立過程の1つとして熟練看護師のレジリエンスエンジニアリングに基づく先取り型思考型の医療安全行動因子構造モデルを検討した。このモデルはsafetyⅡの考えを促進することに貢献することが考えられる。
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