研究課題/領域番号 |
15H05131
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐藤 廉也 大阪大学, 文学研究科, 教授 (20293938)
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研究分担者 |
縄田 浩志 秋田大学, 国際資源学研究科, 教授 (30397848)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 地理学 / 中国 / 黄土高原 / 土地利用 / 環境改変 / 空中写真 / U-2 |
研究成果の概要 |
本研究では、(1)アメリカ国立公文書館における1940-60年代に撮影された黄土高原空中写真の調査・閲覧・収集(2)空中写真の判読によるGISを用いた黄土高原の土地分類(3)黄土高原における村落調査による土地改変史復原(4)衛星データによる1980年代以降の土地被覆・土地利用変化の解析、を順次実施し、1940年代から現在までの黄土高原における地形改変・土地被覆・土地利用の推移を復原し、同時にその政策的・経済的背景を明らかした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
黄河の中流域にある黄土高原は、近現代において農地開発と森林伐採がすすんだことが知られ、その結果水土流失が加速し、黄河の断流現象や頻発する大洪水などの一因になったとされる。これらの環境改変と水土流失のプロセスの実態解明にあたっては、土地被覆・土地利用を通時的に明らかにすることが必須であるが、中国における地理資料利用の大きな制限により、過去の環境を復原する資料はきわめて限られた状況にあった。本研究は米国立公文書館および中国国内の档案館にあるアーカイブ資料の利用によって過去の環境を復原し、上記の課題に対しあらたな知見と研究展望を生み出したものである。
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