研究課題/領域番号 |
15H05133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
谷岡 勇市郎 北海道大学, 理学研究院, 教授 (40354526)
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研究分担者 |
高清水 康博 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (10446370)
西村 裕一 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (20208226)
菅原 大助 ふじのくに地球環境史ミュージアム, 学芸課, 准教授 (50436078)
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研究協力者 |
伊尾木 圭衣
山中 悠資
Razjigaeva Nadezhda
Ganzey Larisa
Kaistrenko Victor
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 日本海の巨大津波 / ロシア沿海州での津波堆積物 / 津波予測 / 津波数値計算 / 津波堆積物 / 沿海州バレンチン湾 / 日本海中部地震 / 日本海 / 日本海の巨大地震 |
研究成果の概要 |
沿海州の様々な場所にて津波堆積物調査を実施し津波イベントを認定し、さらにイベントの年代を推定した。12世紀ごろの津波について、北海道沿岸の津波堆積物を説明できる断層モデルを津波数値計算により推定した。トータルの断層長さは109㎞で北側の50㎞の断層で18mのすべり量が必要であることを明らかにした。これまでの仮定(6m)を大きく超えることが明らかになった。12世紀の断層モデルは、1993年北海道南西沖地震の断層モデルと1983年日本海中部地震の断層モデルにちょうど挟まれる形となっていることが明らかになった。また、1741年渡島大島の火山噴火に伴う山体崩壊による津波を数値計算により再現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではロシア沿海州沿岸にて津波堆積物調査を実施し,日本海で発生した津波イベントを認定し、日本海で発生した大津波の発生履歴を明らかにしたことの学術的意義は大きい。また、12世紀にイベントが1983年と1993年の地震震源域の間で発生していたことを突き止めた成果は将来の地震調査推進本部での地震長期予測に資する。さらに、本研究による日本海側で発生してきた巨大地震・津波に関する研究成果が、本地域での将来の最大津波想定やハザードマップ策定に反映されることが期待される。
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