研究課題/領域番号 |
15H05139
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
阪本 公美子 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (60333134)
|
研究分担者 |
八塚 春名 津田塾大学, 学芸学部, 講師 (40596441)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
|
キーワード | 有用植物 / タンザニア / 薬草 / 薬用資源 / 薬草医 / 呪医 / 在来知 / 薬用植物 / 伝統医 / 東アフリカ / アクター |
研究成果の概要 |
本研究課題では、タンザニア各地における薬用植物に関する資源とその知識を研究し、その活用状況・格差を明らかにした。さらに農村及び都市における薬草医や、他の在来知を活用した諸アクターの活動を把握し、在来資源・在来知の保護・交換・革新・普及のメカニズムを明らかにし、どのように人びとの生活や健康に適応されているか考察した。具体的には、ザンジバル島、ドドマ州、リンディ州、ダルエスサラーム市の薬用植物に関する在来資源・在来知の蓄積を整理・保存し、広範化する地域におけるその資源・知識の活用・普及のしくみも理解をした上で、3地域における人びとの生活や健康管理に貢献するためにそれらの知識を公表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、地道な知識の収集・整理を重ね、比較研究を行い、さらに薬草医・NGO等在来知を活用・普及させるキーパーソンの社会的役割を確認することによって、その保護・交換・革新・普及のメカニズムを明らかにする学術的意義がある。更に、研究成果を地域の人びとの生活や健康管理に効果的な方法で公表・普及することによって、在来資源・在来知を活用した人びとの生活・健康改善が実現できるという社会的意義がある。このことは、外的要因や影響によって変容しつつある大きな流れの中で、在来資源・在来知によって主体的に維持しうる生活や健康の可能性を示唆し、薬草に基づくプライマリーケアシステムの構築に貢献し、社会的な意義が深い。
|