研究課題/領域番号 |
15H05141
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
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研究分担者 |
受田 宏之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20466816)
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研究協力者 |
マキト フェルディナンド
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | フィリピン / メキシコ / 有機農業 / コミュニティ / 少数民族 / 産消提携 / 参加型有機認証 / 参加型認証制度 / 参加型有機認証制度 / 社会ネットワーク / 農慣行 |
研究成果の概要 |
初期条件に高い共通性を有するフィリピンとメキシコを対象として,基本仮説「有機農法の普及はコミュニティの深化をもたらし,それは農法のさらなる改良と普及に貢献するという累積過程を生む」について,社会ネットワークの動態を踏まえた上で,有機農産物の生産・流通過程を比較検証した。グローバル化の中で地域を軸とする有機農業の発展方向には,「産消提携」型と「参加型認証制度」利用型の二つがあると思われるが,前者はコミュニティ内の農民間の緊密な結束を,後者は異なるコミュニティの農民間の連繋を前提としている。本研究では,地域研究の視角から,効果的な有機農業の発展戦略を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,発展途上国における「産消提携」とPGSの可能性に着目し,生産のみならず流通過程を含め,参与観察や住み込み調査を含め地域に密着した実態調査を行うことによって,従来の発展途上国の有機農業と貧困緩和の研究の欠を補い,農民,消費者,NGO,地方政府の各主体に着目しつつ,環境保全と持続可能な発展を実現する有機農業政策の枠組みを構築し,フィリ ピンとメキシコに限らず,グローバル化における発展途上国の地域を軸とする有機農業の発展を考える際に統一的視点を与える橋頭堡としての意義有する。
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