研究課題/領域番号 |
15H05180
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松原 隆一郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90181750)
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研究分担者 |
中西 徹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30227839)
矢坂 雅充 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (90191098)
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連携研究者 |
村松 真理子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80262062)
受田 宏之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20466816)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2015年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 有機農業 / イタリア / デンマーク / コミュニティ / フィリピン / メキシコ / グローバル化 / 市場戦略 / 国際比較 / 有機認証制度 / 参加型有機認証制度 / 社会ネットワーク / 流通システム / 産消提携 / ドイツ |
研究成果の概要 |
イタリア南部の有機農業は,独立した経営方針にもとづいた戦略を有する一方で,関係者相互の緊密な連携により,基本的哲学と情報を共有することによって市場志向の大規模アグリビジネスに対応している。デンマークでは,農家・酪農家間の堆肥およびエネルギー循環の仕組みとその発展に見られるように,成熟した市場と政府を前提とした自律的な地域コミュニティを軸とする制度設計が観察される。これら二つのモデルは,日本,フィリピン,メキシコのような有機農業後発国では,地方分権化を推進し,緊密なコミュニティ関係を活用すれば,小規模な生産者にあっても持続可能な農業経営が可能であることを示唆している。
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