研究課題/領域番号 |
15H05196
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
北村 嘉恵 北海道大学, 教育学研究院, 准教授 (20322779)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 先住民族 / 植民地主義 / 台湾 / 宣教師 / アーカイブス / キリスト教宣教師 / アーカイブズ / 写真 / 欧米宣教師 / 教化 / 植民地化/脱植民地化 / 植民地 / 東アジア / データベース / 先住民 / 近代史 |
研究成果の概要 |
本研究は、近代日本における植民地主義の展開過程を比較史的な視野から再考することを目的として、19世紀以降のプロテスタント教会による台湾先住民族を対象とした教化活動に焦点を据えて、宣教師文書、外交文書、新聞記事等の英文資料の系統的な調査・分析を行った。これを通じて、もっぱら日本文資料に依拠した従来の分析枠組みを再考し、植民地主義の競合・連鎖を捉えるために不可欠な基礎資料の集積と共有化を進めることができた。さらに、個人所蔵の地域資料・家族資料の残存状況についても確かめることができた。これらを組み合わせることにより、植民地経験をより多面的に再構成することが可能となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米ミッショナリー文書を中核とする英文資料を日本植民地史研究の重要資料として位置づけ、欧米や台湾の各地に散在する資料の集積とその共有化を進めることにより、近代日本の植民地経験を多面的に再構成する可能性が広がった。これは、継続する植民地主義の連関構造を解きほぐし克服していくという切実な現代的課題に対して、もっぱら日本文資料に依拠した従来の植民地理解を再考しつつ、さらに議論を深めていくための着実な基盤となる。
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