研究課題/領域番号 |
15H05207
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
島 伸和 神戸大学, 理学研究科, 教授 (30270862)
|
研究分担者 |
沖野 郷子 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (30313191)
佐藤 太一 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (50613246)
野木 義史 国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (90280536)
藤井 昌和 国立極地研究所, 研究教育系, 助教 (80780486)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 地球磁場変動 / 地磁気異常 / 海洋底の磁化 |
研究成果の概要 |
海洋底の磁化の記録から、古地磁気変動を読み取るために、白亜紀スーパークロンの時期に形成された海洋底が存在する3つの海域(インド洋南西部、インド洋北部、太平洋ハワイ沖)で得られた地磁気観測データの解析を行った。これにより、大西洋中央部で報告された白亜紀スーパークロンの時期の地磁気異常(Granot et al., 2012)がグローバルな古地磁気変動かどうかの検証を試みたが、検証にはいたらなかった。検証の過程において、得られた地磁気異常の変化が古地磁気変動の記録であることを認定するためには、磁化原因物体の2次元性の吟味が必要であり、3次元性の影響の除去が重要であることが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海洋地殻形成の拡大速度から、太平洋ハワイ沖での海上観測での地磁気異常データから推定する古地磁気変動の時間分解能は、大西洋やインド洋での深海観測での地磁気異常データによる時間分解能とほぼ同等であることが確認できた。また、地磁気異常の変化から古地磁気変動の記録を抽出するためには、磁化原因物体の2次元性の吟味と3次元性の影響の除去が必須である。このことから、長期間にわたって地磁気逆転が起きなかった特異な時期である白亜紀スーパークロンにおける古地磁気変動の情報を得るには、太平洋ハワイ沖での複数測線での海上地磁気観測が鍵であり、この情報が地磁気成因の理解を進めるために重要であることが分かった。
|