研究課題/領域番号 |
15H05208
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
白岩 孝行 北海道大学, 低温科学研究所, 准教授 (90235739)
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研究分担者 |
長尾 誠也 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (20343014)
楊 宗興 東京農工大学, その他の研究科, 教授 (50260526)
大西 健夫 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (70391638)
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研究協力者 |
田代 悠人
久保 匠
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 溶存鉄 / 永久凍土 / 湿地 / アムール川 / マリ / 気候変動 / ロシア極東 / 河畔域 / 魚附林 / オホーツク海 / 溶存鉄濃度 / 土地利用 / 水質 |
研究成果の概要 |
1990年代後半にアムール川で生じた河川水中の溶存鉄濃度の上昇の原因を解明するため、平成27年~29年度の3年間に合計5回、アムール川の支流ティルマ川流域において現地調査を実施した。その結果、この流域には、”mari"と呼ばれるカラマツとミズゴケからなる植生景観が存在し、その下層に永久凍土を伴っていること、および"mari"を有する流域で河川水中の溶存鉄濃度が高いことを見いだした。衛星データの解析によれば、"mari"は平坦な河畔域に発達していることもわかった。 近年の気温上昇が"mari"の点在的永久土を融解させ、還元的な環境が広がることにより、溶存鉄の溶出を促進している可能性がある。
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