研究課題
基盤研究(B)
ハワイ大と協力しハレアカラ山頂に口径40cmシュミット(T40:可視)・60cmカセグレン(T60:可視・赤外)を整備。独自開発した赤外・可視分光器や国内外の持込機器を装着して惑星専用望遠鏡として安定稼働させた。これにより米Juno・JAXA極端紫外線望遠鏡衛星ひさき(主に木星)、欧Mars Express、米MAVEN、欧ExoMars Trace Gas Orbiter (火星)、JAXAあかつき(金星)を支える国際観測網の一翼を担い、木星(イオトーラス変動と磁気圏影響、オーロラ構造と短時間脈動変動の検出)、火星(高層大気温度場・速度場導出、下層大気微量成分追跡)等を実現させた。
本計画で実現した「好環境下にある分光能力を持つ"惑星専用"望遠鏡」は、世界に我々の施設が唯一であり、惑星探査機群の補完やその活動期間を越えた変動追跡に必須となった。また本計画により、東北大ハレアカラ観測所は赤外線機能の増強を果たし、豊富な分子振動・回転遷移や熱輻射を含むこの波長域への拡大によって、希薄大気主体のこれまでの活動の幅を広げ、中性・電離大気の運動・加熱、微量成分の追跡、地表・エアロゾルとの相互作用の解明を可能とした。この活動は、ハワイ大他と開発途上にある1.8m新望遠鏡PLANETSにも引き継がれるものとなる。完成に向かう作業は今後より複雑化するが、一層の貢献を果たしたい。
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