研究課題
基盤研究(B)
ボルネオで掘削採取した泥炭コアについて過去6000年間の微粒炭量の変動を明らかにした.微粒炭量は460 km離れた2地点で似た変動を示し,広域的な環境変動を反映していると考えられる.その変動は,有意な560年周期変動を示す.4000年前から1000年前の期間では,微粒炭量変動は太陽放射量変動と同調し,エクアドルの洪水層頻度の変動とも対応していた.太陽放射量変動が高く,エルニーニョの頻度が高いとき,乾燥化に伴い,野火が頻繁に発生し,微粒炭が多く生産されたと考えられる,1000年前以降と4000年前以前は,同条件では逆に微粒炭量は少なかった.
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)
PALEO
巻: 5 ページ: 1-13