研究課題/領域番号 |
15H05226
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
小倉 暢之 琉球大学, 工学部, 教授 (30117569)
|
研究分担者 |
入江 徹 琉球大学, 工学部, 准教授 (50369386)
金城 春野 琉球大学, 工学部, 助教 (90739624)
|
研究協力者 |
ナンタ ピヤラット
タンミット ナヤタット
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | コミュニティ・ハウジング / タイ / 東南アジア / 持続可能性 / 開発計画 / タワンマイ / CODI / アフォーダビリティ / 都市計画・建築計画 / コミュニティハウジング / バンマンコン・プロジェクト / タワンマイ・コミュニティ |
研究成果の概要 |
本研究は、東南アジアの都市低所得者層向け住宅改善計画における住民目線の重要性に着目し、建築計画学的視点からタイのコミュニティ・ハウジングの有効性について、コミュニティ形成過程とそれに伴う住宅資金の自主的管理運用システムを通して住宅計画と建設活動の内容を考察したものである。その結果、政府機関(CODI)等、多様な組織の協力によりコミュニティの自治組織化と住民の生活実態に沿った融資システムの構築が重要な要素である事と、住民による住空間での生産活動の活性化が持続可能性に大きく影響している事を解明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代世界のグローバル化は開発途上国の都市問題を一層深刻なものにしており、取り分け都市に住む低所得者層の持続可能な居住は喫緊の課題となっている。しかし、グローバル社会の近代化が非西欧域にもたらされる場合、必ずしも西欧のモデルがそのまま有効に適用されるとは限らず、むしろ地域の様々な背景が加わって独自の適応形態を形成するものであり、その適応形態の解明には新たな知的領域の開拓に繋がる大きな学術的意義がある。さらに、今日的社会問題である災害復興とコミュニティ再建においても、本研究成果はコミュニティ形成のあり方に有益な参考になるものと期待される。
|