研究課題
基盤研究(B)
「緑の革命」後50年間での熱帯アジアの水田土壌の肥沃度の長期的変化を明らかにすることを目的として、50年前に調査が行われたタイ・フィリピン・マレーシア・バングラデシュにおいてほぼ同一地点で土壌を採取して肥沃度特性を分析した。その結果、いずれの国においても可給態リン酸の大幅な増加が認められ、pHや有機物の変化は顕著ではなかった。また、全カリウムの有意な減少がタイで認められた。従って、全般的な土壌肥沃度の向上は認められたものの、収量増加に伴う養分収奪の増加により加速化されていることが予想される土壌養分の適切な管理が熱帯水田稲作の持続性を確保するためには不可欠であると結論された。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)
Soil Science and Plant Nutrition
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