研究課題/領域番号 |
15H05249
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 千尋 京都大学, 農学研究科, 教授 (60263133)
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研究分担者 |
大澤 直哉 京都大学, 農学研究科, 准教授 (10221821)
門脇 浩明 京都大学, 森里海連環学教育研究ユニット, 特定助教 (30643548)
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研究協力者 |
Buchanan Peter K
Johnston Peter R
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 菌根菌 / ナンキョクブナ / ブナ科 / Glutinomyces / 外生菌根 / 寄生 / Heterokryosis / 菌類 / きのこ / 根圏 / ラジアータマツ / アカマツ / シイ / 森林 |
研究成果の概要 |
本研究ではニュジーランドのナンキョクブナにおいて,外来菌の菌根形成を確認するとともに,我が国ブナ科樹木の根圏において優占するHelotiales目菌新属Glutinomycesの四新種について記載した.これらの菌は外生菌根内部に局在することをin situハイブリダイゼーションによって可視化し,本属菌と外生菌根菌との直接的な相互作用について議論した.また,テレオモルフが明らかでないG. brunneusにおいて,薬剤耐性マーカーを用いて疑似有性生殖能を調査し,擬似有性生殖による遺伝的多様性創出の可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブナ科あるいはナンキョクブナ科は典型的な外生菌根性樹種であるが,植物根内ならびに菌根を含む根圏の微生物についてあまり知見が得られていない.本研究では,ニュジーランドで問題となっているナンキョクブナ林に侵入した外来菌根菌種(ベニテングタケなど)の菌根を調査するとともに,わが国の我が国ブナ科樹木の根圏ならびにマツタケシロの微生物の調査を行った.従来,樹木根圏に優占している可能性が指摘されていたHelotiales目菌について菌学的研究を行いそれらの分類,生態に新知見を加えた.
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