研究課題/領域番号 |
15H05288
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
横山 和仁 順天堂大学, 医学部, 客員教授 (00158370)
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研究分担者 |
竹田 省 順天堂大学, 医学部, 特任教授 (20143456)
清水 俊明 順天堂大学, 医学部, 教授 (30260889)
西岡 笑子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (70550797)
千葉 百子 順天堂大学, 医学部, 客員教授 (80095819)
Mohsen Vigeh 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 産業疫学研究グループ, 主任研究員 (80455485)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 環境汚染 / 小児 / 妊産婦 / 鉛 / 環境因子 / 微量元素 / 新生児 / 胎児・小児期 / 低濃度曝露 / 胎児期・小児期 / 開発途上国 |
研究成果の概要 |
近年、微量元素の低濃度曝露が妊婦およびその胎児・出生児の健康へ影響することが示唆されている。日本を含む先進国では 大規模コホート調査が始まったが、その一方で、開発途上国においての健康影響はあまり顧みられていない。本研究では、テヘラン(イラン)を中心に連携医療機関に協力を求め、妊娠36週の妊婦健診に来院した者を対象に、質問紙調査ならびに静脈血の採取を行なった。対象となる妊婦が出産をしたときの妊娠、 分娩および新生児の状態をデータベース化する試みを継続した。各種検体中の微量元素濃度の測定は日本にて行い、質問紙調査から得られた妊娠、分娩、新生児の状態および小児の発達状況について解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、テヘランの研究者と協力して、環境汚染が胎児や小児に及ぼす疫学的影響を調査することができた。また、当該国に対して公衆衛生を改善するための予防策を開発するための科学的知見にもとづくデータを提供することができた。今後、日本との産業・経済交流が活発化することが予想される中東諸国の公衆衛生の向上に大きく貢献できたことは意義深い。産業・経済発展に伴う環境汚染対策における国際協力の価値は高い。特にイランのような発展途上国では、同国の研究者が研究を継続できるように研究費を得ることは非常に困難であることから、つづく大規模調査の礎となるパイロットデータを提供できたことは意義深いと考える。
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