研究課題/領域番号 |
15H05310
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
平井 真洋 自治医科大学, 医学部, 准教授 (60422375)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
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キーワード | 発達 / 他者行為 / 学習 / 眼球運動 / 乳児 / 他者行為知覚 / 身体動作 / 高密度脳波計測 / 眼球運動計測 / 発達モデル / 認知科学 / 実験系心理学 / 行為知覚 / 定型発達 / 非定型発達 / 社会的認知 |
研究成果の概要 |
我々は他者の身体の動きから様々な社会的情報を読み取り、それを利用して円滑な社会生活を営むことができる。しかしながら、その処理の発達過程については不明である。本研究は、他者の動き知覚の発達過程、動きに埋め込まれた社会的情報の特徴量、それが学習に与える影響について乳児を対象に明らかにした。一連の研究の結果、①他者の動きへの選好は生後1年の間で変化すること、②水平方向の手の振りが4ヶ月児の選好を促し、9ヶ月児ではそれを物体学習に利用する可能性、③手の動きの非効率性が学習を促進させること、④それらの神経基盤について明らかにした。さらにこれら一連の発見の理論的基盤を整備するため、発達モデルを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、顔・視線知覚のような社会的刺激に関する研究に比して遅れている「他者の動き知覚の発達メカニズム」を実験的手法と理論的手法により明らかにした。一連の研究の結果、身体の動きに固有に含まれる顕示的な信号があり、乳児の選好、社会的学習に影響を与えることを見出した。さらに本研究結果を踏まえ、身体の動き知覚の発達に関する認知発達モデルを構築した。本研究は、顔・視線知覚に比して理論整備が遅れている身体の動きの知覚発達について理論整備を進め、当該領域をさらに発展させたと考える。また、本成果は非定型発達児の認知発達を明らかにする上で重要な行動・神経生理学的指標を確立した。
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