研究課題
若手研究(A)
在宅での使用に向けて組み立て分解可能な超音波ロボットを設計・製作した.製作したロボットは設置や収納が簡便にでき,プローブ先端は6自由度の駆動が可能である.また,リンク長さを変更することで,計測部位に応じたワークスペースが確保できる.次に,提案ロボットの校正を行うためにファントムを製作し,製作ファントムを用いた校正の有効性を確認した.また,血管探索において,プローブをT字形状に配置し直進移動と回転を組み合わせた探索手法を提案し,その有効性を確認した.さらに,上腕動脈の駆血・解除と連動した血流評価法を提案し,駆血・解除を取り入れた計測によって血管硬さの評価がより適切に行える可能性を示した.
本研究では在宅での使用を想定し,組み立て分解可能という新しい特徴を持った超音波診断ロボットの開発に取り組んだ.本研究においては装置の設計,製作に加えて校正,血管評価までを行い,一定の成果を挙げることができたと考えている.このような研究を発展させ,将来的には生活習慣病を生活の現場で評価し改善していく技術に成熟すると社会的な意義が大きいと考えている.
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 1件)
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
巻: 138 号: 9 ページ: 1133-1140
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巻: 138 号: 9 ページ: 1141-1147
10.1541/ieejeiss.138.1141
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電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
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International Journal of Bioelectromagnetism,
巻: 18,