研究課題
若手研究(A)
欲求の程度に応じて柔軟に行動を調整することは、ヒトを含む動物が備え持つ基本的で重要な脳の仕組みである。この脳の仕組みを明らかとするために、平成27-29年度の3年間で研究を行った。価値判断に中心的な役割を果たすと考えられている線条体から神経細胞活動データを記録し、次の二つの結論を得た。1.腹側線条体の活動は、背側線条体に比べて、短い潜時で強い価値の信号が観察された。2.腹側線条体の活動が期待価値の信号を反映した一方で、背側線条体の活動は、期待価値を構成する報酬の確率や価値を別々に反映した。今後、論文として成果を公表する。また、本研究の成果の一部として、3年間で合計7本の論文を出版した。
すべて 2018 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 4件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 備考 (1件)
Nat Commun.
巻: 9 号: 1 ページ: 162-162
10.1038/s41467-017-02614-w
120007134541
Sci Rep.
巻: 7 号: 1 ページ: 2394-2394
10.1038/s41598-017-02417-5
120007134460
J Neural Transm (Vienna).
巻: 21 号: 3 ページ: 1-13
10.1007/s00702-017-1713-z
PLOS ONE
巻: 11 (10) 号: 10 ページ: e0163948-e0163948
10.1371/journal.pone.0163948
120007129308
Neurosci Res.
巻: 105 ページ: 2-18
10.1016/j.neures.2015.10.003
120007135484
Neuron
巻: 88 号: 4 ページ: 792-804
10.1016/j.neuron.2015.09.030
120005997651
http://trios.tsukuba.ac.jp/researcher/0000003502