研究課題
若手研究(A)
本研究は、絵巻を中心とする古代・中世絵画の研究を、従来顧みられることのなかった伝来や鑑賞歴といった作品の付属情報から捉え直そうとするものである。絵巻をはじめとする美術作品は、新たな所蔵者や鑑賞者を得ることでその「価値」を増幅させ、今日まで伝来してきた。本研究はこれら美術の「価値」形成 のプロセスの一端を、絵巻を中心課題として検証し、絵巻が日本文化史上果たした史的意義を考究することを最終的な目標として設定した。
本研究においては、古代中世絵画の伝来に関する情報を網羅的に収集することが求められる。そのため、(1)古代中世の文献資料に記載された絵巻関係資料の抜き出しとデータ化、(2)絵巻及び絵巻模本の調査、(3)絵巻詞書のデータ化を精力的に進めた。収集データが膨大なため一般公開には至っていないが、将来的にはこうした蓄積データの公開を予定している。また、これらの成果の一部は東京国立博物館の特別展、特集展示等でも公開した。
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特別展「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」展図録
巻: - ページ: 223-226
特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展図録
巻: - ページ: 192-195
巻: - ページ: 220-224
特別展「仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝」
巻: - ページ: 84-85
巻: - ページ: 249-252
目の眼
巻: 485号 ページ: 44-45
春日大社 千年の至宝
巻: (図録) ページ: 17-24
巻: (図録) ページ: 100-101
巻: (図録) ページ: 277-283
春日
巻: 96号 ページ: 24-25
歌仙絵
巻: (図録) ページ: 74-79
東京国立博物館紀要
巻: 51号 ページ: 3-87
40020862701
特別展「鳥獣戯画 京都 高山寺の至宝」展
巻: 図録 ページ: 18-40
巻: 図録 ページ: 68-69
巻: 図録 ページ: 94-95
巻: 図録 ページ: 252-253
http://www.tnm.jp/