研究課題/領域番号 |
15H05382
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
|
研究機関 | 千葉科学大学 |
研究代表者 |
橋爪 烈 千葉科学大学, 薬学部, 講師 (10613862)
|
研究協力者 |
柳谷 あゆみ
渡邉 真代
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | イスラーム政治思想 / イマーム論 / カリフ論 / アラビア語神学写本 / スレイマニイェ図書館 / イスラーム神学 / アラビア語写本 / ルトフィー・パシャ / 正統カリフ / ファーティヒ分類 / アヤソフィヤ分類 / スレイマニイェ分類 / イェニ・ジャーミ分類 / アラビア語写本研究 / カリフ / 神学写本 / ファーティ分類 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、第一に、主としてオスマン朝支配下の諸地域から収集されたアラビア語写本のデータベースをもとに約3300件の写本データを収集し、アラビア語で書かれた神学書の数量把握とそのデータをもとに、どの書籍が前近代のイスラム社会においてよく読まれ、写本が作成され、またその書籍の注釈書が作成されたかを、量的に提示したこと、または量的に提示するための準備を行ったことにある。第二に、調査した神学書写本中、イスラーム政治思想研究の中心課題の一つである「イマーム論」が、どの写本に含まれているか、割り出し作業を行い、その状況を把握したことがある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の第一の意義は、スレイマニイェ図書館所蔵の神学写本のデータベースを作成したことにある。全写本を調査したわけではないが、1万2千件中3千件強のデータを収集したので、同図書館所蔵の神学写本の傾向が明らかになるだろう。また神学写本中、「イマーム論」を含む写本の把握と重要作品の抽出、それらに対する各種注釈書の存在と参照関係の解明を行った。本研究は、思想書を個々の作品の内容だけでなく、数量的な把握から、どの作品がどのように読まれ、継承されていったかということを明らかにするための土台作りを行った。
|