研究課題/領域番号 |
15H05390
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
吉野 裕介 中京大学, 経済学部, 准教授 (00611302)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ハイエク / 新自由主義 / ネオリベ / フリードマン / オーストリア学派 / シカゴ学派 / モンペルラン協会 / ネオリベラリズム / ケインズ / 福祉国家 / 自由主義 / フーバー研究所 / リベラリズム / モンベルラン・ソサエティ / カール・ポパー / ミルトン・フリードマン / モンペルラン・ソサエティ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,思想の大衆化の過程,つまり思想家の言説が人びとに普及し受容される際の歴史的経過を解明することであった。より詳しくは,「新自由主義」の象徴とされてきた思想家の主張と,昨今いわゆる「ネオリベ」として人びとに理解されている思想との間に「ずれ」があるという認識をもとに,それが生じた歴史的背景を描き出すことである。 この課題に取り組むため,二十世紀に活躍した経済学者であるフリードリッヒ・ハイエクの思想を参照点に,1.人物,2.組織,3.地域という三つの観点から,順にこの問題を考察し,新自由主義の普及過程について,多角的な視野から検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義および社会的意義は,アーカイブワークに基づいた従来の経済思想史の研究手法を基礎としつつ,思想の大衆化という新しい観点から経済思想の発展を解明するというアプローチを開拓したことにある。昨今,国内外において,経済思想の普及をテーマに活動する研究グループが存在し,研究成果を世に出している。本研究では,これらにキャッチアップすべく,経済思想研究に新しい研究アプローチを取り入れ,成果を残すことを目指した。
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