研究課題/領域番号 |
15H05392
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
杉田 洋一 一橋大学, 大学院経済学研究科, 講師 (20743719)
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研究協力者 |
手島 健介
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 輸出企業と輸入企業のマッチング / 輸出企業 / 国際貿易 / 企業間取引関係 / 経済政策 / 墨米企業間貿易取引データセット / 序列的マッチング |
研究成果の概要 |
貿易取引ごとに輸出企業と輸入企業が観察可能な墨米間企業間貿易取引データセットを作成し、輸出企業と輸入企業の取引関係の形成ついて2つの新たな知見を得た。第一に国際貿易では、企業と労働者や学生と大学のマッチングのように、同程度の能力の序列の企業同士が取引している。第二に貿易自由化は企業間のマッチングを大規模に再編し、高い能力を持つ企業同士をマッチさせることで産業を効率化させる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
輸出企業と輸入企業が能力の序列に応じてマッチングしているという本研究の発見は、匿名的な市場を想定していた貿易政策の分析に新たな知見を与える。保護貿易は、輸出企業と輸入企業のマッチングの悪化という、新たな経済費用を引き起こす可能性がある。このように非匿名的な市場を想定した国際貿易の分析は、従来の知見を大きく変える可能性があり、本研究が作成したデータセットにより、その研究が前進することが期待される。
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