研究課題/領域番号 |
15H05393
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 中央大学 (2017-2018) 南山大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
吉見 太洋 中央大学, 経済学部, 准教授 (30581798)
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研究協力者 |
早川 和伸
Laksanapanyakul Nuttawut
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 貿易決済通貨 / 為替相場パススルー / 為替パススルー / 関税パススルー / 決済通貨 / 開放マクロ経済学 / 国際金融 / 金融論 / 経済政策 / 経済理論 / 貿易頻度 / 輸送 |
研究成果の概要 |
本研究課題では主に以下五つの取り組みを進め、それぞれの研究成果を、雑誌論文、ディスカッションペーパー、学会発表という形で発表した。具体的には、(1)決済通貨選択の違いが通貨同盟の費用に与える影響を理論的に分析した、(2)日本とタイの中古建機取引データを用いて、個別機械に関する為替パススルーを計測した、(3)タイの企業レベル貿易取引データを用いて、企業の輸出経験が決済通貨選択に与える影響を分析した、(4)日本の貿易取引通貨の現状についてデータサーベイを行った、(5)インドネシアの製品レベル貿易データを用いて、関税の変化が貿易価格に与える影響(関税パススルー)を分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前掲の通り、本研究課題では主に五つの取り組みを進め、それぞれの研究成果を、雑誌論文、ディスカッションペーパー、学会発表という形で発表した。これらすべての取り組みにおいて、貿易決済通貨の役割や決定要因、為替相場・関税パススルー決定のメカニズムといった観点から、学術的新規性を取り入れることに努めた。一例として、企業の輸出経験が為替リスク管理のノウハウを高め、決済通貨選択における自由度を高めることなどを示した。これは、輸出経験が企業の国際競争力に与えるポジティブな影響の、新たな経路を示したことになる。本研究課題で得られた数々の発見は政策的示唆に富み、社会的意義も大きいものと考えている。
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