研究課題
若手研究(A)
線条体コリン作動性介在神経細胞は、行動柔軟性について中心的な役割を果たしているものと考えられてきています。そこで、我々の研究では、この細胞が行動柔軟性にどのような役割を果たしているのかを、イムノトキシン細胞標的法によって検討しました。その結果、ラット背内側線条体コリン作動性介在神経細胞が、学習の試行間間隔が短い場合には反応弁別学習での行動柔軟性を促進する役割を持つのに対し、試行間間隔が長い場合には行動柔軟性を抑制する役割をもつことがわかりました。この結果により、学習条件の違いによって、行動柔軟性が背内側線条体コリン作動性介在神経細胞から双方向的な制御を受けることが示されました。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)
Cell Reports
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