研究課題
若手研究(A)
酸・塩基触媒触媒の分野では、既に、有機分子触媒が従来の金属錯体触媒を凌駕しつつある。しかし、その一方で、遷移金属の特徴である酸化・還元機能をもったキラル有機分子触媒の開発は遅れている。現在、遷移金属の代替元素として注目されているのがヨウ素である。我々は、ヨウ素の超原子価の特徴を活かし、ヨウ素化合物を有機分子触媒に用いる環境低負荷型酸化的カップリング反応の開発及び不斉ヨウ素触媒の開発に成功した。触媒前駆体にはヨードアレンまたは第四級オニウムヨージドを、共酸化剤には過酸化水素や過酸化アルコールを用い、反応系に一切の毒性の強い物質を用いないことを特徴としている。
すべて 2018 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (63件) (うち国際学会 8件、 招待講演 7件) 図書 (2件) 備考 (4件)
J. Org. Chem.
巻: 82 号: 22 ページ: 11946-11953
10.1021/acs.joc.7b01941
ACS Catal.
巻: 7 号: 1 ページ: 872-876
10.1021/acscatal.6b03380
Angewandte Chemie International Edition
巻: 56 号: 14 ページ: 3956-3960
10.1002/anie.201612463
Heterocycles
巻: 95 号: 2 ページ: 1132-1147
10.3987/com-16-s(s)84
月刊ファインケミカル【特集】ヨウ素触媒の開発最前線
巻: 12 ページ: 16-24
Chemistry Letters
巻: 45 号: 3 ページ: 353-355
10.1246/cl.160004
130005132171
https://www.ishihara-lab.net/english/staff-members/muhammet-uyanik/
http://www.ishihara-lab.net/
http://www.ishihara-lab.net/english/staff-members/muhammet-uyanik/