研究課題
若手研究(A)
燃焼器の壁面には,壁への熱損失による熱的消炎効果とともに,壁面でのラジカル(活性化学種)の吸着・再結合に起因する化学的消炎効果が存在するが,化学的効果に関しては表面反応の評価が極めて難しいことから,詳細な消炎メカニズムが未解明のままにされてきた.そこで,本研究では,MEMS,プラズマ,分子線,燃焼診断技術を融合することで,ラジカル吸着反応機構を解明することを目的とした.マイクロ流路内火炎を対象としたレーザー計測および数値解析,さらに,新たに開発したプラズマ分子線散乱測定手法を駆使することで,化学的効果において最も重要な水素ラジカルの吸着反応の定量に世界で初めて成功した.
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Journal of Physics: Conference Series
巻: 印刷中
日本機械学会熱工学部門ニュースレター
巻: 80 ページ: 2-7
Combustion and Flame
巻: 162 号: 10 ページ: 4036-4045
10.1016/j.combustflame.2015.07.043
http://www.nitech.ac.jp/honor/2016/post-35.html