研究課題
若手研究(A)
強磁性酸化物ヘテロ構造La0.67Sr0.33MnO3(LSMO)/SrTiO3において、磁気輸送測定を用いて電流誘起有効磁場を調べた。LSMOの膜面内方向に電流を印加すると、膜面内かつ電流と垂直方向に有効磁場が誘起されることがわかった。また、その有効磁場の大きさは電流の大きさとともに増加し、電流方向を反転させると有効磁場の方向も変化することを明らかにした。さらに、有効磁場の起源を調べるために、有効磁場のLSMO膜厚依存性を調べた結果、有効磁場は電流密度でスケーリングできることを明らかにした。これは、観測された有効磁場がLSMO内部の効果に起因していることを示唆している。
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