研究課題/領域番号 |
15H05534
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 名古屋大学 (2017-2018) 東京大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
井料 美帆 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (80469858)
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研究協力者 |
Alhajyaseen Wael
Joon Park H.
Dias Charitha
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 信号交差点 / シミュレーション / 利用者挙動 / 土木計画学・交通工学 / 平面交差点 / 交通工学・国土計画 / 交差点 / 交通事故 |
研究成果の概要 |
信号交差点の設計には,信号切り替わり時の損失時間,歩行者最小青時間といった,信号制御パラメータ設計上の制約条件となる変数の適切な設定が必要となるが,適切な設定方法が存在しないのが現状である. 本研究では,信号交差点における構造・制御・他者の行動を踏まえた二次元的な利用者挙動モデルを提案し,交差点設計・運用に適用可能な方法論を構築した.特に,ジャーク最小化原理を用いた二次元車両挙動モデルの構築,横断歩道上での歩行者の急な横断速度選択要因の定量化を行い,これらを用いたモンテカルロシミュレーションにより,交錯安全性を考慮したクリアランス時間や歩行者青点滅表示時間の提案を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
交差点内の道路利用者動線および安全性を適切に評価することにより,信号パラメータの最適化に必要な損失時間,青点滅時間のより適切な導出が可能となった.本研究の提案モデルはそのロバスト性の高さから,ラウンドアバウトや変形交差点等での適用も可能と考えられる.また,本研究は道路設計・信号制御への適用を目的としていたが,ドライビングシミュレータにおける交差点周辺での車両モデルの現実感向上,自動運転における危険度の高い歩行者の抽出性能の向上など,周辺分野への適用も期待される.
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