研究課題/領域番号 |
15H05536
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 大阪工業大学 (2016-2018) 大阪大学 (2015) |
研究代表者 |
向出 静司 大阪工業大学, 工学部, 准教授 (20423204)
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研究協力者 |
多田 元英
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2015年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 鋼構造 / 地震応答解析 / 倒壊 / 柱脚 / 耐力劣化 / 建築構造・材料 / 合成梁 / 局部座屈 / 破断 |
研究成果の概要 |
超大地震時に鋼構造建物が完全に倒壊するかどうかを判定する技術を確立するため,まず,大変形域に至るまでの破壊性状が未解明な柱脚部(特に,露出柱脚形式および根巻き柱脚形式)の大変形域載荷実験を実施した.また,実験結果に基づいて,柱脚部の特性をモデル化する方法を提案した.さらに,大変形域での耐力劣化を考慮した地震応答解析によって,鋼構造骨組の倒壊挙動について検討した.本解析結果により,設計仕様が倒壊挙動に及ぼす影響について知見が得られ,非倒壊設計技術に資する成果が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築基準法の想定を大きく上回るような超大地震に対して,建築物は完全に倒壊することが懸念されるが,それを検証するための設計技術は未成熟である.本研究では,鋼構造建物が超大地震時に倒壊する挙動を解明するため,多数の地震応答解析(数値シミュレーション)により倒壊性状について考察した.本研究の成果により,構造技術者が鋼構造建物の倒壊性状をより正確に把握するための解析条件が明らかになった.
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