研究課題
若手研究(A)
竹林拡大が積雪融雪、土壌物理性におよぼす影響について検討した。根量が増加すると同一サクション時の体積含水率が減少し、保水性は低下することが分かった。色素トレーサー実験では、雨水が根、亀裂に沿って移動し、竹林拡大区では深さ30cmまでに着色が集中していることが観測された。さらに、気候変動と竹林拡大が同時に進行すると、気温上昇の影響に加えて樹体からの長波放射も増加することで、放棄竹林内の融雪が促進され消雪はいっそう早まることが示された。
竹林と針葉樹林における雨水流出経路に違いが見られることから、竹林拡大によって洪水・渇水緩和機能にも影響が現れる可能性が高い。さらに、気候変動にともなう気温上昇によって流域内に蓄えられる積雪が減少するだけでなく、樹体からの長波放射が増加することによって融雪が促進され消雪が早まることを示した。これらの情報は、災害に強い森林づくりを進めるのに際して活用されることが期待される。
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