研究課題
若手研究(A)
我々の研究から交感神経がリンパ球の体内動態の制御に関与することが示されていた。本研究は、交感神経がリンパ球の体内動態を制御する分子メカニズムと生理的意義を明らかにすることを目的とした。本研究の結果、COMMD3/8複合体がリンパ球の移動と免疫応答の成立に重要な役割を果たしていることが明らかになるとともに、交感神経によるリンパ球の動態制御の仕組みが免疫応答の日内変動の形成に寄与することがわかった。
本研究からCOMMD3/8複合体が炎症性疾患の治療標的となる可能性が示されるとともに、Gタンパク共役型受容体の新たなシグナル伝達機構が明らかになった。また、交感神経によって生み出される免疫応答の日内変動は感染防御に有利に作用すると考えられることから、交感神経によるリンパ球の動態制御機構は神経系と免疫系が相互作用しながら進化する過程で編み出された生物の生存戦略の一つであることが示唆された。
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すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 10件、 招待講演 29件) 図書 (2件) 備考 (8件)
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