研究課題/領域番号 |
15H05658
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
孫 大輔 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (40637039)
|
研究協力者 |
密山 要用
松下 弓月
江間 有沙
上田 昌史
川田 美弥子
山﨑 範子
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | ウェルビーイング / 健康増進 / 参加型アクションリサーチ / CBPR / パートナーシップ / ソーシャルキャピタル / 対話 / アクションリサーチ / 協働 / ヘルスリテラシー / 健康教育 / ヘルスコミュニケーション / コミュニティ / ソーシャル・キャピタル / マインドフルネス / エスノグラフィー / 健康づくり |
研究成果の概要 |
超高齢社会を迎える我が国において、住民参加を促した健康・ウェルビーイング増進活動を進めていくことは喫緊の課題である。東京都市部の谷中・根津・千駄木(谷根千)地域においてウェルビーイング向上を目的に、参加型アクションリサーチ(CBPR)の枠組みで、住民と協働したアクションを実践した。谷根千地域のソーシャルキャピタルである銭湯、古民家、路地を活用し、モバイル屋台(移動式屋台)を用いた健康無関心層へのアプローチや、市民とのダイアローグ(対話)による不安・心配ごとの緩和といった活動を行い、成果を得た。本活動では地域の強み・リソースを活用し、住民とのパートナーシップを構築することが成功の鍵となった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CBPRの原則にそって、地域課題に対して地域の強みであるソーシャルキャピタルを活用する形でプロジェクトを実践する上で、東京の「下町」に特徴的な銭湯、古民家、路地といった「場」を活用することで、健康無関心層にもアプローチできるような取り組みを展開することができた。モバイル屋台や、市民ダイアローグといった取り組みは、多くの地域で展開可能なモデルである。今後、本研究のフレームワークを用いた活動のモデルが多くの地域で展開されることで、健康に関心が低い人々にもアプローチでき、健康格差の是正にもつながることが期待される。
|