研究課題
若手研究(A)
本研究は、種々の病態・疾患に関与する責任分子を選定し、①その分子に結合することで活性化する光プローブ、②その機能を制御するプローブの開発、さらに③細胞質内送達技術開発を行った。最終的に、細胞におけるプローブ機能・有用性試験を検討した。これらの技術開発により、病態を制御する細胞死分子メカニズムの解析や、光照射による細胞機能の制御が可能であることを確認した。本研究では、細胞の標的分子の動態を、非侵襲的かつリアルタイムに観察・制御する技術の開発を試みた。
薬剤の効果、毒性・副作用、体内動態などの解析には莫大な費用と時間、労力が支払われるが、実際に臨床研究に辿り着くものはごくわずかである。これらの課題に対して、本研で進めた光プローブの技術開発は、生体、細胞内の病態制御分子の動態をより迅速かつ理論的に、時空間的に確認することを可能にした。本研究成果は、生物学的光イメージング診断・治療、薬剤評価、そして疾患研究のツールとして、臨床現場で広く応用可能な技術をもたらすと期待している。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 1件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (27件) (うち国際学会 3件、 招待講演 4件)
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