研究課題/領域番号 |
15H05662
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
竹村 重輝 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70511559)
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研究協力者 |
宮下 和久
吉益 光一
津野 香奈美
前田 節雄
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 振動障害 / 手指振動感覚閾値 / 国際標準化機構(ISO) / 健康管理 / 産業保健 / 手腕振動障害 / 末梢振動感覚閾値 |
研究成果の概要 |
国際規格ISO 13091準拠の振動感覚計を用いて、振動工具取扱作業者と非作業者における手指の振動感覚閾値を9周波数で測定した。症状のある者はない者に比べて、作業者は非作業者に比べて、振動感覚閾値が高かった。振動感覚閾値の差は、冷水浸漬試験によってさらに明瞭になった。測定結果から末梢神経障害の有無を判定するためのカットオフ値を算出した。以上により、ISO 13091準拠の振動感覚計の有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
振動工具取扱作業者に生じる職業病である振動障害の症状の一つに、末梢神経障害がある。従来型の振動感覚計で生じていた測定上の問題を克服した、国際規格ISO 13091準拠の振動感覚計は、精密な測定が可能だが、診断基準が確立していない。本研究では、症状のある者とない者で手指の振動感覚閾値を測定した値を比較することで、ISO 13091準拠の振動感覚計における末梢神経障害の診断基準の材料となりうる情報をもたらすものである。
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