研究課題/領域番号 |
15H05716
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
稲垣 敏之 筑波大学, システム情報系(副学長), 副学長 (60134219)
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研究分担者 |
伊藤 誠 筑波大学, システム情報系, 教授 (00282343)
芳賀 繁 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (10281544)
和田 隆広 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (30322564)
中山 幸二 明治大学, 法務研究科, 専任教授 (50366895)
田中 健次 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (60197415)
池田 良彦 東海大学, 法学部, 客員教授 (60212792)
小松原 明哲 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80178368)
高橋 宏 湘南工科大学, 工学部, 教授 (80454156)
中嶋 豊 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (90513036)
齊藤 裕一 筑波大学, システム情報系, 助教 (90770470)
中川 由賀 中京大学, 法学部, 教授 (50802881)
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研究期間 (年度) |
2015-05-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
199,420千円 (直接経費: 153,400千円、間接経費: 46,020千円)
2019年度: 35,490千円 (直接経費: 27,300千円、間接経費: 8,190千円)
2018年度: 34,190千円 (直接経費: 26,300千円、間接経費: 7,890千円)
2017年度: 34,450千円 (直接経費: 26,500千円、間接経費: 7,950千円)
2016年度: 56,550千円 (直接経費: 43,500千円、間接経費: 13,050千円)
2015年度: 38,740千円 (直接経費: 29,800千円、間接経費: 8,940千円)
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キーワード | 自動走行システム / ヒューマンファクター / 権限と責任 / 過失責任 / レジリエンス |
研究成果の概要 |
人にも機械にも能力限界があることを前提に、自動走行システムの基盤理論として、(1)車両挙動情報のみを用いての車両安全制御と運転者状態推定が同時実行可能な双対制御機構の開発、(2)機械から人への運転権限委譲の円滑化を図る権限共有機構の開発、(3)SAE-J3016の自動運転レベルの定義の不完全性の確率論的証明、(4)運転交代要請が発出された状況での事故に係る刑事責任の所在の考え方の提示、(5)最新の技術的研究成果の法整備への反映と法的判断の技術分野へのフィードバック、等を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記(1)は、「ドライバーモニタリング」が不要であることの立証、(2)は権限委譲の実現における権限共有の効用の立証、(3)は様々な研究課題の提供、(4)は最新技術を踏まえた法理論の構築である等、本研究の学術的意義は多岐に渡る。また、自動運転は国を挙げて取組んでいる課題であるため、内閣府、国交省、経産省、警察庁等の15を超える委員会において本研究での知見や成果を提供したが、自動運転車に関するガイドラインや基本設計書等に反映されたものもあり、社会的意義も小さくない。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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