研究課題/領域番号 |
15H05719
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
鈴木 倫保 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80196873)
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研究分担者 |
池田 和司 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (10262552)
加納 学 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30263114)
山川 俊貴 熊本大学, 大学院先端科学研究部, 准教授 (60510419)
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研究期間 (年度) |
2015-05-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
198,380千円 (直接経費: 152,600千円、間接経費: 45,780千円)
2019年度: 36,790千円 (直接経費: 28,300千円、間接経費: 8,490千円)
2018年度: 39,520千円 (直接経費: 30,400千円、間接経費: 9,120千円)
2017年度: 36,010千円 (直接経費: 27,700千円、間接経費: 8,310千円)
2016年度: 45,370千円 (直接経費: 34,900千円、間接経費: 10,470千円)
2015年度: 40,690千円 (直接経費: 31,300千円、間接経費: 9,390千円)
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キーワード | てんかん / 局所脳冷却 / TRP / ニューロモデュレーション / 数理モデル / 脳波 / 脳温 / NIRS / マルチモーダルセンサ / 病態ダイナミクス / 脳神経疾患 / 先端機能デバイス / 流体工学 / 低侵襲治療システム / 情報工学 |
研究成果の概要 |
病態性脳活動の計測に必要なマルチモーダルセンサはプロトタイプが完成し、臨床研究での使用において安全かつ高精度に脳活動を計測することが可能となった。病態性脳活動は数理モデルにより適切な冷却条件の探索が可能となり、また脳活動のDC成分に着目することで、高精度に異常脳活動を検出できる可能性を見出した。脳冷却技術については、頭蓋内に埋植した際にも効率よく脳表を冷却できる冷却水路の最適な形状を考案することができた。これら冷却回路とマルチモーダルセンサを用いた術中研究によりてんかん焦点に対する冷却を実施することで、脳に及ぼす冷却効果を正確に評価できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:マルチモーダルセンサによる病態ダイナミクス監視型の局所脳冷却技術は難治性てんかんに対する低侵襲治療法として有効であるだけでなく、国内外の同種の研究(例えば侵襲的ブレイン・マシン・インターフェイス)とはコンセプトが異なるが技術的に類似する点も多い。てんかんにとどまらず、臨床医学や脳科学へのインパクトは極めて大きい。 社会的意義:局所脳冷却はてんかんだけでなく脳卒中治療にも適用できる可能性がある。てんかんから脳卒中までの幅広い脳局所冷却の適応が実現すれば世界に類を見ない独創的かつ先駆的医療デバイスとなり、患者へ恩恵をもたらすだけでなく、その経済効果は計り知れない。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
B
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評価記号 |
評価結果 (区分)
B: 当初目標に対して研究が遅れており、今後一層の努力が必要である
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