研究課題/領域番号 |
15H05737
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西野 吉則 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (40392063)
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研究分担者 |
鈴木 明大 北海道大学, 電子科学研究所, 助教 (20781850)
大島 泰郎 東京薬科大学, 生命科学部, 名誉教授 (60167301)
木村 隆志 北海道大学, 電子科学研究所, 助教 (50531472)
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研究期間 (年度) |
2015-05-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
200,070千円 (直接経費: 153,900千円、間接経費: 46,170千円)
2019年度: 31,850千円 (直接経費: 24,500千円、間接経費: 7,350千円)
2018年度: 38,090千円 (直接経費: 29,300千円、間接経費: 8,790千円)
2017年度: 42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2016年度: 44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2015年度: 43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
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キーワード | X線自由電子レーザー / コヒーレントX線イメージング / 細胞 / 微生物 / 可視化 / 超精密計測 / X線 / 細菌 / 量子ビーム / X線 / 高性能レーザー |
研究成果の概要 |
X線自由電子レーザー(XFEL)イメージングにより、未解明の部分が多い原核細胞の細胞分裂のナノダイナミクスや高度好熱菌の多倍性など、基礎微生物学に資する成果を得た。また、乳製品の加熱殺菌、金ナノ粒子を用いたがんのフォトサーマル治療、インフルエンザウィルス、ドラッグデリバリー、電気自動車用電池材料などに関連した幅広い応用研究を展開した。さらに、分子レベルのXFELイメージングに向けた技術開発にも取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来生きた状態での観察が難しかったバクテリア細胞のナノレベルの構造を、X線自由電子レーザー(XFEL)を用いて観察し、細胞の最も基本的な現象である細胞分裂や、細胞が遺伝情報を複数コピー持つ多倍性など基礎微生物学に貢献する直接的な画像を得た。また、XFELが溶液中の試料を放射線損傷なく高コントラストでナノイメージングできるという他にはないユニークな特長を活かして、食品、医療、自動車産業などへの応用研究を進めた。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A-
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A-: 当初目標に向けて概ね順調に研究が進展しており、一定の成果が見込まれるが、一部に遅れ等が認められるため、今後努力が必要である
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