研究課題/領域番号 |
15H05764
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
圓福 敬二 九州大学, 超伝導システム科学研究センター, 学術研究員 (20150493)
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研究分担者 |
竹村 泰司 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (30251763)
吉田 敬 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (30380588)
隈 博幸 長崎国際大学, 薬学部, 教授 (40435136)
榎本 尚也 有明工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (70232965)
塚田 啓二 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (70379709)
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研究期間 (年度) |
2015-05-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
170,560千円 (直接経費: 131,200千円、間接経費: 39,360千円)
2019年度: 31,980千円 (直接経費: 24,600千円、間接経費: 7,380千円)
2018年度: 34,450千円 (直接経費: 26,500千円、間接経費: 7,950千円)
2017年度: 34,710千円 (直接経費: 26,700千円、間接経費: 8,010千円)
2016年度: 35,490千円 (直接経費: 27,300千円、間接経費: 8,190千円)
2015年度: 33,930千円 (直接経費: 26,100千円、間接経費: 7,830千円)
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キーワード | バイオセンシング / 磁気マーカー / 磁気ナノ粒子 / 免疫検査 / 磁気粒子イメージング |
研究成果の概要 |
本研究では磁気マーカーを用いた先端バイオセンシングシステムを開発した。最初に磁気マーカーの特性解析法や応用に適したマーカーを選別するための磁気分画法を開発し、バイオ応用のための基礎を確立した。次に、種々の測定法を最適化し極微量な磁気マーカーの高精度な検出を可能とした。最後に、これらの要素技術を統合して磁気免疫検査と磁気粒子イメージングを開発した。磁気免疫検査では、従来の光学的手法では困難であった洗浄工程なしでのバイオ物質の迅速・高感度検査を実証した。磁気粒子イメージングでは、深さ30~50mmにある磁気粒子を位置精度5 mm程度、重さ精度5 ug程度で検出可能な3次元イメージングを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
磁気マーカーはその作製法や使用環境により極めて多様な磁気特性を示すため、その定量的な評価はこれまで困難であった。本研究では、これらの多様な特性の定量的評価法と磁気マーカーの高性能化のための指針を初めて明らかにした。また、開発した磁気免疫と磁気粒子イメージングシステムにより、従来手法には無い新機能や高感度性を示し、磁気的手法の有用性を実証した。これらの成果は、バイオ計測用磁気マーカーの基礎を確立するとともに、磁気的手法による新しい医療検査機器を開発するための基盤を確立したものとして大きく評価されている。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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