研究課題/領域番号 |
15H05788
|
研究種目 |
基盤研究(S)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤田 敏郎 東京大学, 先端科学技術研究センター, 名誉教授・先端研フェロー (10114125)
|
研究分担者 |
丸茂 丈史 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (70265817)
河原崎 和歌子 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (50424594)
西本 光宏 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学三田病院, 准教授 (90646572)
鮎澤 信宏 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (50459517)
広浜 大五郎 帝京大学, 医学部, 臨床助教 (20749353)
柴田 茂 帝京大学, 医学部, 教授 (60508068)
下澤 達雄 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (90231365)
上田 浩平 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (80735697)
大庭 成喜 東京大学, 医学部附属病院, 助教(移行) (80361492)
森 典子 東京大学, 医学部附属病院, その他 (80431857)
|
研究期間 (年度) |
2015-05-29 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
199,940千円 (直接経費: 153,800千円、間接経費: 46,140千円)
2019年度: 39,780千円 (直接経費: 30,600千円、間接経費: 9,180千円)
2018年度: 39,130千円 (直接経費: 30,100千円、間接経費: 9,030千円)
2017年度: 39,390千円 (直接経費: 30,300千円、間接経費: 9,090千円)
2016年度: 41,210千円 (直接経費: 31,700千円、間接経費: 9,510千円)
2015年度: 40,430千円 (直接経費: 31,100千円、間接経費: 9,330千円)
|
キーワード | ミネラロコルチコイド受容体 / 鉱質コルチコイド / 糖質コルチコイド / 環境因子 / エピジェネティクス / 高血圧 / 腎臓病 / アルドステロン / 食塩感受性高血圧 / 糖尿病性腎臓病 / 加齢 / ミネラルコルチコイド受容体 / DOHaD / ミネラルコルチコイド / 内科 / コルチゾール / 高血圧学 |
研究成果の概要 |
本研究では、生体の体液恒常性維持に関わる鉱質及び糖質コルチコイドとその受容体であるMRやGRの機能異常が高食塩摂取や栄養不良などの環境要因により惹起されることを明らかにした。また、これらの受容体の異常活性化による高血圧・糖尿病の発症や心腎臓器障害の進展の過程にエピゲノム修飾が関与することを示した。その結果、高血圧をはじめとする生活習慣病の発症予防と治療法につながる新規分子基盤を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
致死的疾患である心不全や糖尿病性腎症におけるRac1-MR系の意義とMR拮抗薬の有用性を示した。また、腎間在細胞のPendrinの活性化にMRが関与することを示し、Na輸送体調節機構を明らかにした。食塩感受性高血圧の発症機序として、妊娠時母体低栄養による胎児血圧中枢のエピジェネティック制御を解明し(DOHaD説の証明)、また加齢に伴う高血圧発症の分子機序を明らかにし、妊娠時低栄養の警鐘と減塩の重要性を社会に発信した。糖尿病性腎症のエピジェネティック解析により、尿中バイオマーカーによる病期診断を可能にし、先制医療のツールを提示した。
|
評価記号 |
検証結果 (区分)
A
|
評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
|