研究課題/領域番号 |
15H05994
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鍛代 悠一 北海道大学, 薬学研究院, 助教 (90756165)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | がん免疫 / 抗がん剤 / 細胞死 / 自然免疫 / STING / 免疫学 |
研究成果の概要 |
申請者は抗がん剤であるトポテカンががん細胞の細胞死を介して免疫賦活化DNAの放出を誘導し、樹状細胞の活性化を促進することを明らかにした。担がんマウスにおいてトポテカンの投与は樹状細胞とCD8陽性T細胞を介したがん免疫の誘導を促進した。これらの応答はDNA受容体であるcGASとその下流分子であるSTINGに依存しており、STING欠損マウスにおいてはトポテカンによる腫瘍の縮小は見られなかった。またトポテカンによりがん細胞から放出される免疫賦活化DNAはエクソソームに内包されており、このDNA内包エクソソームが樹状細胞に取り込まれることでSTING依存的ながん免疫応答が誘導されることが判明した。
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