推定する密度の台に境界がある場合のノンパラメトリック密度推定に焦点を置いて研究を行い、多変量対数正規密度をカーネルとして多変量対数正規カーネル推定量を提案した。さらに重み付き分布の発想から、重み付き多変量対数正規カーネル推定量へと一般化し、その漸近的性質を導出した。また、逆ガンマやその一般化であるAmorosoカーネルを用いた密度推定量も提案し、漸近的性質を導出した。さらに、ベータ、Amorosoカーネル密度推定量のバイアス修正を行った。得られた結果を検証するため、数値実験や実データ解析を行った。
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